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特集「金大中大統領ノーベル平和賞受賞」−3

南北関係「着実に発展させたい」
金大統領、記者会見で新たな決意



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金正日国防委員長に
「申し訳ない気持ちと感謝の思い」

 金大中大統領は16日、青瓦台での記者懇談会で「6月の南北首脳会談が受賞の大きな要因になったのは明らか」と指摘、北韓の金正日国防委員長に対し「申し訳ないという気持ちと、感謝する思いがある」と述べた。

 また、「平和賞の意図に見合うよう南北関係を着実に発展させたい」と意欲を示すとともに、賞金の使途については「わたしがもらった形だが、国民の支援で受けた賞金であるため個人的に使わず、国民と民族のため使う考えだ」と明らかにした。

 さらに「受賞に恥じないよう韓国が人権と民主主義で世界の模範国となるよう努力したい」と述べた。

 授賞発表の瞬間は、共にテレビを見ていた李姫鎬夫人と「抱き合って喜んだ」ことを明かし、「夢のようでもあり責任の重さも感じた」と振り返った。

(2000.10.18 民団新聞)



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