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同胞の絆に"乾杯"

大阪と福島で民団・総連合同野遊会



大阪・豊能支部のワンコリア・マダンで
踊る民団と総連の同胞

■大阪・豊能支部では敬老会

 【大阪】民団豊能支部(朴基現団長)と朝鮮総連豊能支部(呉秋元委員長)が共催する「6・15共同宣言豊能地域ワンコリア10月マダン」が14日、箕面温泉・スパーガーデンで開かれ、同地域の同胞やお年寄り約300人が参加、楽しい1日を過ごした。

 民団と総連の豊能支部が今年の春、全国に先がけて初の合同花見会を実施し、大成功をおさめたのを機に、秋の10月マダンも敬老会を兼ね、合同で行おうと企画されたもの。

 朴団長が「私たちは兄弟だ。このめぐり会いを大事にして祖国の統一が間近になるよう皆で雰囲気づくりをしよう」と呼びかけたのに対し、呉委員長も「昨日のノーベル平和賞の発表はこのマダンに花をそえてくれた。春の野遊会も大成功に終わり、まさに豊能地区は民族和合の発祥の地と言っても過言ではない」と話した。

 ハルモニ、ハラボジらは民族音楽に合わせ歌って踊っての楽しいひとときを過ごした。総連同胞の李点分ハルモニは「待っていた時がやっと来た。最高です。この流れが悪い方向に行かないよう願うばかりです」と述べた。

 両支部によれば来年からも春の野遊会と秋の敬老会を合同開催していく。


■東北の福島・イモ煮を楽しむ

 【福島】福島の民団県本部(成鍾泰団長)と朝鮮総連県本部(鄭治宣委員長)傘下の同胞たちが家族ぐるみでイモ煮などを楽しむ「紅葉の集い」が14日、郡山市の浄土松公園で開かれた。

 両団体は8月にも県内の強制連行犠牲者の追悼集会、ゴルフコンペを開いており、今回が3回目の交流となった。

 県内の同胞ら350余人が参加した。民団側から李守鉉、総連側から厳應龍の両県本部顧問が「一つの民族」を強調した。また成団長、鄭委員長がステージで「祖国は一つ。民族は一つ。統一目指して頑張ろう」と乾杯の音頭をとった。

 数多くの七輪から立ち上る焼き肉の香りの中で、民族舞踊やゲームなどが繰り広げられた。

(2000.10.18 民団新聞)



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