民主党（鳩山由起夫代表）は18日、千代田区平河町のマツヤサロンで「定住外国人の人権問題を考えるシンポジウム」を開き、同党提出の「永住外国人の地方選挙権付与法案」を今国会で成立させることで認識を一致させた。
経過説明に立った中野寛成副代表は「永住外国人に対しては内国民待遇との関連から、選挙権だけでなく被選挙権も付与することが新しい時代の流れだろう。ただし、大多数国民の理解を得るところまではいっていない。現段階でここまでならというところを測りながら提案した」と述べた。続いて、玄葉光一郎議員（地方分権・政治・行政改革ネクスト大臣）が法案の説明を行った。
同党は11日に議員を対象に地方選挙権付与法案に関する説明会を行ったばかり。この日は引き続き「党内の理論武装を図りたい」とシンポジウム形式で開いた。
パネリストとして金政玉さん（ＤＰＩ障害者権利擁護センター所長）、川崎市総合企画局から板橋洋一副主幹らが出席した。
（2000.10.25 民団新聞）
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