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ネットでの映像配信システム

同胞企業が開発・早大が導入へ



記者発表後、固い握手を交わす
李社長(左)と奥島総長

 在日同胞の映像配信ベンチャー企業、アイウェーブ社(李碩培社長)はインターネットを活用した広告媒体システム「イナジー・ビジョン」を早稲田大に導入する事を決定した。李社長と早稲田大の奥島孝康総長が20日、都内のホテルで記者発表を行った。

 「イナジー・ビジョン」は今年6月に技術発表されたもので、インターネットを利用した独自開発の映像配信システムと最大千インチまで拡大が可能な大規模特殊スクリーンをセットにしたインターネット放送。

 現在普及している大型ビジョンはLEDビジョンと衛星放送やケーブルなどを経由しているものが多く、多大なスペースとコスト(約3億円以上)がかかるが、「イナジー・ビジョン」では300インチ程度で300万円で設置が可能という。

 早稲田大が95年から10年計画で推進している情報化推進プログラムのレベルアップとして導入するもので、今後、大学構内のあちこちに大小のビジョンが設置されキャンパス内放送のほか、講演会、セミナー、各種イベントなど、リアルタイムでの視聴が可能となる。

 李社長は「双方向性を持つ『イナジー』はリアルタイムで視聴者がアクセスできうえ、全世界に配信が可能。今後、各分野での需要が期待されるが、まず、教育事業に貢献できることをうれしく思う」と話している。

(2000.10.25 民団新聞)



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