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民団と総連、大阪五輪招致へ一役

鶴見橋でワンコリア・フェア



買い物客の人気を集めた
チヂミの露店

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「1国1商店街」運動の一環として

 【大阪】大阪市西成区にある鶴見橋商店連合会(谷英文会長)が、地元の民団西成支部(孫貴祐支団長)と総連西成支部(崔正鶴委員長)の協力を得て22日から「ワンコリア・フェア」を開催している。2008年のオリンピック大会招致を目指す大阪市が呼びかけている「一商店街一国運動」に応えて、同商店街としては韓国と北韓の両国を応援することに決めたもの。

 この運動は商店街がそれぞれ特定の国を決め、国際スポーツ大会に出場したときに応援したり、写真展や特産品フェアでその国の観光や文化を紹介するといった草の根運動。鶴見橋商店連合会では南北首脳会談で盛り上がっている融和ムードを後押ししたいとの谷会長(鶴七商店街振興組合理事長)の提案が、連合会の総意として受け入れられた。


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「韓半島旗」ずらり、テコンドー演武も

 初日は「韓半島旗」の小旗が掲げられた同商店街で民団西成支部役員がチヂミを焼いて買い物客に振る舞った。これは夕方までに500人分を完売、さらに追加して300人分を焼くほどの人気だった。舞台では金剛学園と西大阪朝鮮初級学校のオリニが「五面太鼓」など民族舞踊を披露、在日大韓テコンドー協会関西本部に通う児童も鮮やかな演武を披露して喝さいを浴びた。

 同商店街は1930年にできた。花園駅の近くに位置し270店舗が一qにわたって軒を並べている。近くには皮製品を扱う地場産業もあることから戦後、多くの在日同胞が定着した。同フェアは28日まで。

(2000.10.25 民団新聞)



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