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民団兵庫の「公務員受験講座」受講が実る
【兵庫】民団兵庫県本部（具謨俊団長）の「公務員受験講座」を受験していた在日韓国人3世の安歩さん（２１）が、このほど八尾市の行政事務職（大卒程度）に合格した。同講座から合格者が出たのは98年に続いて2人目。
安さんは今年の公務員受験講座を振り返り、「試験勉強をする際に同胞の友人3人と一緒に勉強できたことがとても励みになりました。八尾市は外国人居住者が多い市ですので、在日韓国人の特性を生かして、国際交流などの「まちづくり」に携わっていければと願っています」と喜びを語った。
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30倍の「狭き門」を突破
八尾市人事課によれば、大卒程度を対象とする今回の行政事務職採用試験には343人が受験した。このうち、10月31日に発表された最終合格者は12人と約30倍の狭き門だった。来年4月1日付で正式に採用される。
民団兵庫県本部の金相英事務副局長は「来年以降も継続事業として公務員受験講座の開講・運営を行っていき、在日韓国人青年が公務員となり地域社会の仕事を担うことができる『夢』の後押しをしていきたいと思います。また、並行して兵庫県の国籍条項撤廃に向けた働きかけを一層強めていきたいと思っています」と述べた。
（2000.11.08 民団新聞）
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