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在日科技協、南北連携へ一歩

大阪で初の共同フォーラム



 【大阪】在日韓国科学技術者協会関西支部(康ビン植会長)は在日朝鮮人科学技術者協会大阪支部(宋才樹会長)の協賛を得て11月25日、大阪市内のホテルで「第5回KOSEAフォーラム」を開いた。両支部が連携しての講演会はこれが初めて。在日韓国科技協大阪支部から在日朝鮮人科技協大阪支部への「共同で事業を」との3年越しの呼びかけが実ったかっこう。

 在日韓国科技協の夫龍淳会長は「共通の立場からお互い協力できないものかと考えていた。この協調の動きを大阪から全国的に広げていきたい」と呼びかけた。これに対して在日朝鮮人科技協大阪支部の宋会長も「これから日本社会でどう協力関係を築いていけるのか。お互い意見を分かちあっていかなければならない。」と応じた。

 講演会では酒井鉄工所の呉尚弘さん(工学博士)が「水圧鉄管の変遷」と題して、また岡崎国立共同研究機構所属の蔡徳七さん(理学博士)は「分子の配向状態選別による化学反応の制御」について発表した。

(2000.11.29 民団新聞)



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