民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
学んだ成果で熱弁

3地方で韓国語弁論大会



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京都・17人が熱弁

 【京都】京都韓国教育院(権泰三院長)が初めて主催する「韓国語弁論大会」が11月11日、京都韓国学園の体育館で開かれ、李佳奈さんら17人の弁士は、日頃の練習の成果をいかんなく発揮、熱弁をふるった。

 これは同教育院が、滋賀県および京都府下各地の民団などで学んでいる受講生らに、交流を深め親睦を図ろうと呼びかけ実現した。

 李鉉済民団京都本部団長、安相鳳ジ賀本部団長、王清一京都韓国学園理事長ら多数の来賓をはじめとした約300人を前に権院長は「在日は在日の思いを母国語で、日本人は隣国の文化、風習について韓国語で大いに語ってもらいたい」とあいさつした。

 第二部の発表会ではジ賀民団韓国語講座受講生一同による合唱や京都韓学のテコンドー部員による演部などが行われた。


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和歌山でも開催

 【和歌山】和歌山韓国学園(姜玄哲園長)主催、和歌山韓国教育院(朴貴善院長)主管による第6回韓国語弁論大会が11月25日、和歌山市の勤労者総合センターで、来賓の山口喜一郎同市教育長をはじめ約200人が出席して開かれた。

 冒頭、民団和歌山本部の崔博団長が「韓国語を習うことで歴史と文化を正しく理解し、同時に韓日両国の友好親善のために先頭に立ってほしい」とあいさつ。

 第二部の韓国文化公演では婦人会(李蓮玉会長)のソルチャング、韓国学園中級クラスによる合唱、と続き、特にラストの朴院長指導のもとに行われたサムルノリでは、全員が立ち上がるなど盛り上がった。


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奈良では11人出場

 【奈良】民団奈良本部(金吉龍団長)主催、奈良韓国教育院(金美求院長)が主管する初の韓国語弁論大会が19日、奈良市の音声館で開かれた。

 金明奎駐大阪韓国総領事館教育官、李大燦金剛学園校長らをはじめ約100人で埋め尽くされた会場では、弁士11人が日頃の学習成果をいかんなく発揮し、惜しみない声援が送られた。

 奈良県では現在、奈良、飛鳥村、橿原、北葛の四地区で韓国語教室が開かれており、奈良県でも弁論大会を是非やってみたいという金院長の思いが実を結び、今回の運びとなった。

 金団長は「この弁論大会を通じて、地域の韓日文化交流が活発化されると同時に、地域社会の国際化に役立つでしょう」とあいさつ。

 民団支部に勤め、今では戸籍謄本の翻訳ができるようにまでなったという趙さんは「勉強を始めて良かった。まさか2位に選ばれるとは」と述べた。

(2000.11.29 民団新聞)



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