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在日同胞ボクサーの慎繹ョ

来春2月に世界挑戦



「多くの在日同胞に応援してほしい」
と語る慎選手

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民団大阪本部で記者会見
「多くの在日同胞に応援してほしい」

 【大阪】WBCスーパーウェルター級世界ランキング第九位で、10回防衛を果たしている日本チャンピオン在日同胞ボクサー、リングネーム大東旭こと慎繹ョ選手が24日、民団大阪本部(金昌植団長)で記者会見を開き、来年2月中旬にスペインで、同級世界チャンピオンのハビエル・カスティジェホ選手に挑戦することを明らかにした。

 慎選手の得意は左フック。すでにビデオなどを通じチャンピオンについて研究し、自己鍛錬の練習も強化。「1人でも多くの在日同胞に応援してほしい。絶対に勝つ」と訴えた。

 プロデビューは88年。プロ戦績は41戦32勝7敗2分(21KO)で、99年には韓国の宋国烈選手にKO勝ちして世界ランキング入りした。以来世界チャンピオンへのオファーを続け、このほど正式に挑戦が決まった。

 同選手が所属する大鵬ジムの洪健文会長は「彼はまじめで、人間をひきつける魅力をもっている。相手が向かってくれば真っ向から向かう、という少し正直すぎるのが弱点。必ず勝てる。同胞の皆さんの応援をお願いしたい」と話している。

 今回のタイトルマッチは挑戦者の一方的なオファーのためファイトマネーは無い。それよりも世界チャンピオンに挑戦したいという慎選手の夢が実現した。後援会設立など多くの同胞の物心両面における応援を募っている。

(2000.12.06 民団新聞)



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