民団新聞 MINDAN
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オリニのクリスマス各地で開催

にぎやかに、ちびっ子交流



じゃんけんゲームで
盛り上がるオリニたち(埼玉で)

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埼玉・夏の思い出のビデオも上映

 【埼玉】埼玉のオリニクリスマスパーティは、婦人会(金富子会長)が主催、青年会(李大会長)が主管して開かれた。今年で4回目を数え、県下の同胞児童、約50人と父母のほか、白台欽民団埼玉本部団長や埼玉韓商、婦人会の役員ら合わせて120人が参加した。

 金会長の「20世紀最後のクリスマスをたっぷり楽しんでね」とのあいさつでスタート。サンタやトナカイなどに扮した青年会のオッパ、オンニらが企画が進められた。

 同本部では夏休みの林間学校のアフターケアも兼ねており、思い出のビデオが上映されたほか、「フルーツバスケット」、「ウルトラクイズ」、ビンゴゲームなどでオリニたちをにぎわせた。また、全員でウリノレ(韓国語の歌)を合唱したほか、サンタのブーツやおもちゃなどがプレゼントされ、オリニたちは笑顔たっぷりの1日となった。


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栃木・1世から4世家族もともに

 【栃木】栃木青商(金淳次会長)では9日、宇都宮市内のホテルでオリニ80余人はじめ家族も含めて210余人が参加して開かれた。

 同会では、オリニだけでなく一世から四世まで家族も含めた県内の同胞交流を目指し、昨年初めて開催し、「来年も」という多くの要望を受けて企画した。

 参加者らはビンゴゲームやサムルノリ演奏などで楽しんだ。孫が喜ぶ姿に目を細める一世の姿も目立ち、「子どもたちのお祭り。年に一度は開いてほしい」という声が相次いだ。金会長も「開催して本当に良かった」と喜びを語った。


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長野・地域の交流初めて開催

 【長野】今年初めて開催したのは青年会長野・東信支部(趙忠彦会長)。10日に民団長野・東信支部会館でオリニ11人と保護者ら20余人が参加して交流を深めた。

 今夏、オリニを対象に諏訪湖の花火大会見学を実施した際、仲良く語り合う姿を見て、地域のオリニ交流を図りたいと企画した。

 1歳半から中学3年生まで、地元のオリニたちがゲームや手作りケーキ作りに挑戦した。趙会長は「地元のオリニ同士、仲良くなってほしい」という。


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千葉・綺麗にできた手作りケーキ

 【千葉】青年会千葉県本部(黄ジョンジュン会長)も9日に民団千葉県本部会館でオリニ30余人と父母ら十余人が参加して開催した。

 クリスマスソングで気分を盛り上げ、ゲームで楽しんだ。スポンジの上に自分たちで生クリームを塗り、フルーツをトッピングした手作りケーキも、きれいにできたとにっこりするオリニも。口の周りをクリームで汚しながらも「おいしい」を連発する姿に、一緒に参加したオモニも満足顔だった。


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広島・林間学校の参加者対象に

 【広島】民団広島県本部(朴義鍾団長)と青年会広島県本部(宋康秀会長)でも9日、本部会館でオリニ17人が参加して開かれた。小一から中三までの参加者らはビンゴゲームを楽しみながらプレゼントを受け取った。一位になったオリニからは「ウワー」と歓声があがるなど楽しいひとときを過ごした。また今夏の林間学校で製作した陶芸作品も手渡された。


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大阪・ユンノリにオリニら挑戦

 【大阪】民団大阪・福島支部(金明石支団長)でも10日、支部会館でオリニ16人が集って開かれた。

 全員でクリスマス・ツリーを作った後、食事やゲームで楽しんだ。民俗遊戯のユンノリが出されると「これ、どうして遊ぶの」と興味津々。金支団長から遊び方を教えてもらい、サイコロ代わりのユッを投げ上げて遊んだ。同支部ではこれまでも、花見などでオリニの参加を呼びかけてきた。「子どもたちが集える場を」とここ数年、クリスマス会を開催している。


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東京・アボジと呼ぼうミニ民族教育も

 青年会東京・足立支部(高幸伯会長)は10日、民団足立支部会館で管内のオリニ74人を招いて開催した。2歳から中三までのオリニたちはゲームで楽しんだ後、サンタからのお菓子の詰まったプレゼントにニッコリ。

 「お父さんはアボジ、お母さんはオモニと呼ぼう」と簡単なウリマルのあいさつも学んだ。高会長自身が小三からオリニクリスマスに参加してきた経験を持つなど、地域に根付いたオリニ企画となっている。

(2000.12.13 民団新聞)



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