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絵本でハングルに親しむ

子供向け全3巻発刊



■同胞の「国際理解教室」講師が制作

 【神奈川】絵本を読むような感覚で楽しくハングルに親しめる子ども向けの教材が都内の汐文社から出版された。

 タイトルは『もっと知ろうよ!ハングル(1)あいさつと文字』(金順玉著、池貴巳子・イラスト)。いたずら好きのトケビを主人公にした夢あふれる物語となっている。あきら(小5)とゆり(中1)の家庭、キム先生が教壇に立つ学校の教室、韓国国内、などを舞台にストーリーが進み、全三巻で完結する構成。

 口語体で交わされる会話は簡潔で親しみやすい。発音にはルビが振ってあるので、声を出して反復して読み進むうち知らず知らずにハングルが身につくようになっている。親が子どもに読み聞かせるのにも最適。

 下段に掲載されたハングルの成り立ちや敬語の使い分け、チャンダンなどについての解説コラムも分かりやすい。

 本書には金さんが10年間にわたって横浜市立小学校の「国際理解教室」講師として培ってきた現場経験とノウハウが随所に生かされている。

 第一巻はB5版47ページ、1800円+税。来年1月から2月にかけて続刊『かぞえ方と発音』(第2巻)、『くらしとあそび』(第3巻)が出る。

 問い合わせ先は電話03(3815)8421汐文社。

(2000.12.13 民団新聞)



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