民団新聞 MINDAN
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「温かく年越しを」

歳末助け合いで中央団長も慰問



岡山のハンセン病療養所を
慰問した金宰淑団長

 【岡山】師走に入って、民団をはじめ在日同胞社会の各級組織が独居老人や施設を訪問する歳末助け合い運動がスタートした。

 民団中央本部でも7日、岡山県邑久郡の国立ハンセン病療養所・長島愛生園を訪れた。

 金宰淑中央団長とともに地元岡山から民団本部や婦人会本部の役員、そして岡山教育院のチャンゴサークルの生徒など総勢20余人が訪れ、入所者の歓迎を受けた。

 出迎えたのは、長島愛生園と隣接する邑久光明園に入所する同胞のうち、比較的元気な50人。恒例になったこの日の慰問公演を待ち望んでいた。

 慰問品は、中央本部からの金一封をはじめ、それぞれの団体からトック、カレンダーなどが贈呈された。

 また、入所者から民団岡山県本部の会館建設への誠金に対して、感謝状が許東郁議長からそれぞれの韓国人親睦会に伝達された。

 民団岡山では、20数年前から、心のこもった慰問活動を続けたいと慰問品だけでなく公演なども行ってきた。参加した入所者も普段はあまり外部の人と交流する機会が少ないこともあって、口々にこの慰問を楽しみにしていると語っていた。

 サムルノリや舞踊、ノレ自慢などが催されて、慰問団と入所者の交流が楽しく繰り広げられた。

 金団長らはまた、入所者の代表とともに同胞はじめ三千余柱が眠る納骨堂を訪れ、冥福を祈った。

(2000.12.13 民団新聞)



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