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金正日の訪韓、無条件で実現

金大中大統領が年頭会見で明言



 【ソウル】金大中大統領は、11日の年頭記者会見で、北韓の金正日国防委員長の韓国答礼訪問について「約束通り、必ず実現できるようにする」と表明した。同時に「金委員長のソウル訪問は、わたしの平壌訪問に対する答礼として行われるのであり、(北韓が)条件を付けることはありえない」と強調した。

 金大統領は、昨年末の青瓦台担当記者との懇談で金国防委員長の訪韓について「来年上半期の訪問を期待している」と表明したが、この日の記者会見では訪問時期は明言しなかった。

 「南北関係は北に主導されているとの指摘があるが」との質問には「われわれが引きずられたことも、引きずってきたこともない。結果的には、われわれがより多く得た」と強調。その根拠として「北韓は50年間、三つを一貫して主張してきた。駐韓米軍の撤収と中央連邦制の実現、国家保安法の廃止だ。ところが、現在北韓は米軍の韓半島駐屯を認めており、統一後に駐屯することまで認めるとしている。低い段階の連邦制で、われわれの南北連合制を受け入れた。国家保安法はわれわれに任せてほしいと金委員長に言ったところ金委員長がそれを受け入れた」と説明した。

(2001.01.17 民団新聞)



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