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大阪朝高、明日につなぐ初ゴール

初出場の全国高校サッカー選手権



攻撃サッカーを随所で
見せた大阪朝高
(赤青のユニホーム)

 第79回全国高校サッカー選手権大会に初出場した大阪朝鮮高級学校は12月31日、強豪の桐蔭学園(神奈川)と対戦。歴史的な初得点を挙げたものの前半の3失点がひびき、1−3で敗れた。しかし、1996年に外国人学校の正式参加が認められて以来初の選手権出場を果たした大会で、果敢な攻撃を見せ、21世紀につなぐ意地を見せつけた。

 歴史的な勝利こそ挙げられなかったが、攻撃サッカーを随所に披露。その実力の高さを証明して見せた。

 前半、大きなプレッシャーがかかっているためか、イレブンらはみなガチガチ。おまけに守備の要、梁英二主将が開始早々に左足を負傷するアクシデントもあり、立て続けに3点を奪われてしまった。

 3点差で迎えた後半の11分。ロングパスを受けたMFの権隆旭君(2年)がシュート。ボールはゴールネットを揺らし、観客席から大歓声がわき起こった。

 その後も素早いサイド攻撃から再三相手ゴールを脅かし、猛攻を続けたが、1−3のままタイムアップ。前半の大量失点をばん回することは出来なかった。

 先発11人のうち8人が1、2年生という若いチーム。

 主将の梁英二君は「自分たちは、道を開いた。来年は新たな前進をしてほしい」と後輩に託していた。

(2001.01.17 民団新聞)



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