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2002年韓日国民交流年へ

今年、プレイベント続々



◆展示、映画、公演など他分野で企画

 「2002年韓日国民交流年」に向けた各種文化交流事業が、今年も東京での「アジアINコミックス展」を皮切りに始まった。昨年に続いて今年もさまざまな展示事業、公演事業、人物交流事業などが韓日両国で目白押しだ。

 「2002年韓日国民交流年」は、サッカー・ワールドカップ(W杯)を共催する2002年に向けて、韓日両国政府間ばかりか民間や地域間においても幅広い分野で国民的な交流事業を一層推進していこうというのが趣旨。

 1999年の韓日閣僚懇談会で両国政府が最終的に合意した。これは2002年を機会に韓日友好関係の土台を強固にし、さらに前進させていきたいと当時の故小渕恵三首相が韓国側に提案した。

 日本外務省では昨年1月24日付けで文化交流部内に「日韓交流準備室」を開設、文部省(現文部科学省)、文化庁、通商産業省(現経済産業省)、自治省(現総務省)など関連省庁との協力・連携のもと、韓国側との間で定期的に課長級の政府間ワーキング・グループ会合を重ねている。

 今年は3月に国際交流基金フォーラムで開催される「韓国映画祭2001」が目玉の一つとなりそうだ。韓国では小津安二郎監督映画祭(ソウル市内)と、小栗康平映画祭・シンポジウム(未定)が予定されている。

 また、利川、光州など韓国国内三都市で8月に開催される「世界陶磁器エキスポ2001」には日本文化庁が協力している。日本文化庁では今年、恒例の国際民俗フェステイバルでも韓国の芸能にスポットをあてる予定だ。

 このほか、自治省(現総務省)が主管する「日韓地域リーダー相互交流」「日韓自治体国際文化交流支援事業」が今年から2002年まで続く。

 通産省(現経済産業省)関係では昨年、東京ビッグサイトで開催され好評を博した「コリア・スーパーエキスポ」が、今年は地方都市を巡回する。

 日本外務省では「(ワールドカップ共催年の)2002年で花火を上げて終わりとするのではなく、2003年以降も日韓両国の関係が持続的に前進を続けられるようなものにしていきたい」と意欲を示している。

(2001.01.17 民団新聞)



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