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「在日」の本音、作文を募集
日本作文の会が50周年企画で本に



 今年で創立50周年を迎える「日本作文の会」が、記念行事の一環として出版企画『子どもの本音・ほんね・ホンネ』(仮題)全12巻の発刊を企画し、作文や詩を募集している。このうち、子どもたちの国際感覚を養うことをテーマにした第9巻では、在日同胞の子どもたちの作品や国際交流プログラムなどでの日本の子どもたちの感想や身近に住む外国人との関わりなどを収録する予定だ。

 企画に携わっている一橋大学大学院生の高橋幸恵さんは、「子どもたちの詩や作文を読むとは、子どもたち一人ひとりの顔が見えてきて楽しい。身近に在日コリアンの友達がいない子どもたちにとっても、この本が『出会い』の場になれば」と言う。

 全体の構成は1巻「イラつく、ムカつく、キレる」、2巻「どうしても学校に行けない」、3巻「ちゃんと聞いてよ、先生」、4巻「しっかりしてよお父さん、お母さん」などで、子どもたちのストレスや不登校の問題、先生や両親への思いをストレートに掲載する。

 作品の対象年齢は20歳未満で、テーマや形式は自由。200字以内。ハングル、日本語のどちらでもかまわない。匿名での掲載も可能だ。

 応募希望者は「日本作文の会」から所定の応募票を受け取り、封筒に「子どもの本音九巻応募」と朱書きして作品を送付する。送付締切りは2月末。

 問合せは〒113-0033 東京都文京区本郷2―18―9、電話03(3812)1493、FAX03(3811)4590。

(2001.01.24 民団新聞)



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