民団新聞 MINDAN
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世界の同胞が一堂に

3月に海外韓民族代表者大会



第6回海外韓民族代表者大会が
3月に東京で開かれる。
写真は9年にワシントンで開催された
前回大会のもよう

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南北和解協力時代に寄与へ
地位向上協力体制などを協議

 海外に住む570万同胞の紐帯を深め、祖国の発展と統一に寄与していこう、と海外韓民族代表者大会が3月14日から2日間、東京で開かれる。1987年に東京で初めて開催されて以来6回目。21世紀初の今大会は、「21世紀、海外韓民族雄飛の時代を開こう」とのメインテーマで、世界各国に住む海外同胞代表者が一堂に会し、祖国統一への寄与や各国同胞の居住地における法的地位向上など、協力方案を話し合う。

 海外韓民族代表者大会(韓民族大会)は、日本の韓国民団、米国の米州韓人会をはじめ各国の同胞団体代表者で構成する「海外韓民族代表者協議会」(会長・金宰淑民団中央本部団長)が主催するもので、今回が第6回目。


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14年ぶりに日本開催

 同協議会は87年に当時の民団中央本部団長だった朴炳憲氏の呼びかけで結成された。第1回韓民族大会は同年5月に東京で開催。31カ国の同胞団体代表300余人が参加した。

 その後、89年に米国ワシントン、91年ドイツ・ベルリン、93年ソウル、96年米国ワシントンと、約2年ごとのペースで継続開催し、各大会ごとにその情勢に見合った協力方案を謳った決議文や宣言文を発表してきた。とくに前回は在日同胞の地方参政権の実現を謳った「ワシントン宣言」を発表した。

 前大会の決議として、次期開催地に豪州シドニーが決まっていたが、本国IMF経済危機などの影響を考慮しこの間、延期していた。

 今回の開催は5年ぶりとなり、21世紀初の開催でもあることからメインテーマを「21世紀、海外韓民族雄飛の時代を開こう」と設定した。


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協力体制、5分科で協議

 大会は全体会議で各国代表の意見発表が行われるほか、(1)統一(2)経済(3)民族教育(4)権益擁護(5)ネットワークの五つの分科会に分かれて、(1)南北和解協力時代の海外同胞の寄与(2)韓半島の経済発展と海外同胞の役割(3)21世紀をにらんだ次世代の育成と民族教育(4)海外同胞の地位向上と権益擁護(5)海外韓民族のネットワークの五つをテーマに、各国同胞相互の協力・連帯方案を話し合う。

 過去の大会で在日同胞代表は、民団の中央、各地方、支部、傘下団体など各級幹部や有識者らが参加してきた。今回も約200人の参加を募集するが、各地方や支部の役員および有識者に幅広く参加を募っていく方針だ。

 問い合わせは民団中央本部国際局(03・3454・4619)へ。

(2001.01.24 民団新聞)



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