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黄民団神奈川団長に済州文化賞

長年の故郷建設寄与が評価



禹道知事から済州文化賞・海外同胞部門の
表彰を受ける黄団長(左)

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今年新設、在日同胞初の受賞

 【神奈川】民団神奈川県本部の黄昌柱団長がこのほど、故郷の済州道から2000年度済州道文化賞を受けた。表彰は昨年12月26日に済州道文芸会館で行われ、禹瑾敏知事から賞状が贈られた。

 黄団長が受けた「文化賞・海外同胞部門」は、一次産業部門、観光産業部門とともに新設されたもので、海外同胞第1号の受賞となった。

 黄団長は小学校、中学校の校舎や給食センターの建設、道路の舗装、公民館新築など、故郷の済州道北済州郡金寧里の発展に大きく寄与してきた。

 今回の受賞はこれら黄団長の長年にわたる熱い愛郷心に対し、故郷の金寧里が推薦、12月8日の審査委員会で8人の受賞者の一人に決まった。

 授賞式後、故郷の村で祝賀会が持たれ、北済州郡守をはじめとする村民ら600人が参席し受賞を祝った。

 またこの席で、黄団長は80歳以上のお年寄りに、百着の肌着をプレゼントし激励した。


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黄団長のコメント

 何10年掛けてコツコツと石を積み壁にしてきたことが評価されて嬉しい。生まれ故郷の村に電気を引いたこと、母校の小学校に給食堂を作り、中学校の前の泥道を舗装したことなどが思い出される。

 また、優秀な人材に奨学金を提供し、ミカンの苗木も数多く送ったこともある。13歳で渡日し、故郷の発展のためにという無我夢中の思いだけだった。

(2001.01.24 民団新聞)



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