書家で詩人の相田みつをさんの書「にんげんだもの」を背景に、日本舞踊の西川流家元・西川右近さんと在日同胞バイオリニスト・丁讃宇さんの共演による舞踊作品が2月6日、国立大劇場で開かれる西川流家元全国大会西川会で上演される。
西川流家元は名古屋を本拠地に約160年の歴史を持つ日本舞踊の流派。古典の継承に加え、多くの創作舞踊を作り出すことでも知られている。
今回の西川会では、古典舞踊のほか、半世紀以上の歴史を持ち、毎年開催される「名古屋をどり」で、昨年好評を博した「にんげんだもの」を、丁讃宇さんのバイオリンを新たに加えて再演する。
西川さんの舞踊にバイオリンという新しい形式の共演が実現したことで、各方面から注目を集めている。詩を長唄、常磐津、清元の邦楽にのせて表現する意欲作だ。
時間午前11時。「にんげんだもの」上演は午後7時四十分頃を予定。入場料自由席7000円(一部指定)。
問い合わせは、西川鯉壽(03-3407-1873)、西川流家元事務所(052-831-7106)まで。
(2001.01.24 民団新聞)
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