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在日2世ボードビリアン

マルセ太郎氏死去



 特異な芸風で根強いフアンを持つ在日同胞2世のボードビリアン、マルセ太郎さんが22日午後、岡山市の川崎医科大付属川崎病院で死去した。67歳。自宅は東京都狛江市元和泉2-25-24。告別式の日取りや喪主などは不明。

 大阪生野区の生まれ。高校時代から演劇の勉強を始め、1956年、日劇ミュージックホールのパントマイムでデビュー。サルの形態模写で人気を集めた。芸のためと日本国籍を取得したが、自ら「在日」であることを隠すことなく、99年には自らの出自を赤裸々に描いた「イカイノ物語」を発表した。

 また、映画を一人で語って演じる「映画再現芸」というジャンルを開拓したことでも知られる。95年以降肝臓ガンと闘いながら全国で公演してきた。

(2001.01.24 民団新聞)



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