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在日同胞元老画家・呉炳学さん

初の画集を発刊



 在日同胞社会では元老級とされる画家、呉炳学さん(76)の約半世紀にわたる足どりをたどる『画集』(264ページ、同刊行委員会)が発刊された。

 主な掲載作品は油彩160点と水彩・デッサン40点余り。初期の作品は全体的に暗い色調が目立つ。1960年代からは一転して白・紅・青の3色を好んで使うようになった。特に金兩基常葉学園大教授が韓国から持ち帰った仮面や白磁、「朝鮮の衣装」など民族性をモチーフにした作品群からはほとばしるエネルギーが感じられる。27日、都内のホテルで刊行記念パーティーが開かれた。

 『画集』は限定特装保存版(布クロス上製本、ハードカバー)が3万円。同じく2万円の限定普及版も出ている。同刊行委員会は電話・FAXとも044(755)3189。

(2001.01.31 民団新聞)



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