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2・8独立宣言82周年式典

崇高な精神、21世紀に継承



ゆかりの地「在日韓国YMCA」
で開かれた2・8独立宣言82周年式典

◆「正義・人道」の先烈に黙祷

 3・1独立運動のきっかけとなった在日留学生による2・8独立宣言の82周年記念式典が8日、ゆかりの地である東京水道橋の在日韓国YMCA「スペースY」で開かれ、式典にはYMCA関係者はじめ崔相龍駐日大使、民団中央本部の具文浩副団長、首都圏の民団や婦人会関係者ら200人が参列した。また、本国から金有培韓国国家報勲処長、光復会の尹慶彬会長ら30余人が駆けつけ、独立宣言の先駆性を称えた。

 国民儀礼に続き、投獄を覚悟の上で日本の地で独立を叫んだ2・8先烈に対して1分間の黙とうが行われた後、全奎長・同YMCA理事長が開式辞を述べた。

 金処長や光復会の尹会長は新大久保駅の電車事故で亡くなった李秀賢さんの行動をとりあげ、「わが身の危険も顧みず正義と人道を優先させた2・8志士たちの行動は立派に今も継承されている」としながら、「韓日そしてアジアの同伴者時代づくりを担っていこう」と呼びかけた。

 民団中央本部の金宰淑団長(具副団長代読)は「2・八精神を在日同胞社会の飛躍的発展への精神的支柱としよう」とし、「地方参政権など20世紀に実現できなかった課題を必ず実践していく」と新たな決意を述べた。

 独立宣言文が金應周・在日韓国留学生連合会会長によって読み上げられた。

 またこの日、在日同胞バイオリニストの丁賛宇さんが「2・8」への思いを込めて「カゴパ」と「イムジンガン」を特別演奏した。

(2001.02.14 民団新聞)



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