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焼きすぎても肉が焦げません

新型焼肉ロースター登場



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秘密は中空パイプに水…在日2世が製品化

 焦げにくく肉がジューシーに焼ける無煙ロースターが発売される。

 直火に網か鉄板を使用したこれまでの焼き肉ロースターとは一線を画した「シュウ・ロースター21」は東京在住の在日同胞二世・李儀展さん(50=シュウ・トレーディング社長)が韓国の半導体研究所などの指導を受けて製品化した。

 焦げにくい秘密は、中空パイプに水を通して肉に接するパイプの温度を80℃に保つため。熱くなった水はラジエターで冷やされて循環する。

 肉の油やタレは直下の水受けに落ちる。五百〜六百度の火力を持ち、ほぼ垂直に設置されたセラミック板には触れないため煙がほとんど出ない。

 焦げ付きがないためパイプもキッチンペーパーなどで軽く拭くだけで綺麗になり、網の交換もいらないと言う。

 焦げにくいだけでなく、肉や野菜の水分が飛ばずにジューシーに焼ける。

 煙がほとんど出ないため、無煙ロースター導入の際にコストがかかっていた煙を吸い込むダクト工事が不要になった。テナントなどでダクト工事が許可されない店舗などでの導入も可能だ。

 李社長は「焼き肉は在日同胞の文化。おいしい焼き肉を幅広く提供したい」と新型ロースターの普及に意欲を燃やしている。また、サンマや焼き鳥も煙が出ずに上手に焼けるといい、焼肉店ばかりでなく居酒屋やビアホールなどにも販路を広げたいという。

 すでに横浜市鶴見区にパイロット店「虎」をオープンさせており、現在は全国展開に向けて代理店も募集している。

 問い合わせはシュウ・トレーディング(電話03―3281―5655)

(2001.02.14 民団新聞)



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