【神奈川】川崎市内に住む登録ヘルパーが昨年から在日同胞高齢者の介護福祉問題について考える「マンナム(出会い)の会」をつくり、川崎市ふれあい館で定期的な学習会を重ねている。
メンバーは現在、在日同胞主婦を中心に16人。このなかには日本人ヘルパーも4人ほど加わっている。
参加者それぞれがほぼ毎月1回、介護の現場で遭遇した事例を持ち寄り、自由な意見交換で改善方法を話し合っている。4月で1年が経とうとしている。
目下のテーマは「一生懸命顔の見えるサービスをしよう」。ヘルパーの仕事は家事援助と身体介護。依頼を待って利用者宅を訪問するため、複数のヘルパーが同じ家庭を出入りすることも多い。会では在日同胞のニーズに応えられる質の高いサービスを提供するにはどうしたらいいかを常に心掛けている。
会の取りまとめ役を務める姜玲玉さん=川崎区桜本在住、主婦=は「利用者にしても、ヘルパーとして誰が来るのかは不安。だからハルメたちに顔を覚えてもらうのが先。『マンナムの会』で交流のための大宴会をしようかとも話し合っている」という。
(2001.02.14 民団新聞)
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