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ソウルと平壌で涙の再会

南北離散家族・第3回交換訪問



 【ソウル】昨年6月の南北首脳会談後、昨年8月と11月に続く3回目の離散家族相互訪問事業が、26日から28日までの日程で行われている。双方それぞれ100人の離散家族からなる訪問団は、ソウルと平壌で、待機していた肉親らと、涙の再会を果たした。

 北韓の訪問団は、朝鮮赤十字会の金京洛・中央委常務委員を団長とし、離散家族100人、支援要員26人、取材団13人など140人。26日午前、高麗航空機で平壌を出発し、ソウルに到着。大韓赤十字社の張貞子副総裁を団長とし、離散家族100人、支援要員30人、取材団20人の151人からなる韓国側代表団は同日午後、折り返しの高麗航空機で平壌入りした。

 張韓国側団長は、平壌到着声明で「今後、すべての離散家族たちが生死と住所の確認をし、手紙を交換し、故郷を訪問して肉親と再会できる日が1日も早く来ることを願う」と強調した。

 この日、北側の訪問団は、宿所のロッテワールドホテルで休息した後、セントラルシティー・ミレニアムホールで韓国に住む家族・親族と団体で再会した。一方、韓国側の訪問団は、宿所の高麗ホテルで北韓に住む家族・親族らと団体再会した。

 翌27日には、南北双方の訪問団とも、午前と午後に宿所で個別再会(総計4時間)。韓国側ではイベント性の行事は最小限にして家族再会の時間を少しでも多くしたいとの考えであり、北側の訪問団の27日の昼食は家族・親族と一緒に取った。

 最終日の28日には、南北双方とも、宿所のホテルで家族別に別れの再会を行う。その後、まず北側の訪問団がアシアナ航空機で平壌に帰る。韓国側の訪問団は、その折り返し便でソウルに戻る。

(2001.02.28 民団新聞)



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