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民族学級などで在日問題に取り組む
【大阪】大阪府教育委員会による2001年度小学校教員採用試験で韓国籍の在日同胞3人(男性1人、女性2人)が合格していたことがこのほど明らかになった。府教委によれば受験者総数は1911人。このうち、最終的に174人が合格した。採用枠は昨年度に比べて二倍近くにまで広がったが、倍率は約11倍と相変わらずの狭き門だった。
3人とも本名を名乗り、民族学級や地域子ども会などで在日同胞の問題に取り組んでいることが共通している。府教委教職員課では「採用は人物本位です。3人とも学校現場では生徒たちと積極的にコミュニケーションを図り、2002年度から始まる学校改革にも十分対応できるだけの力量だと判断した」と話している。3人は4月1日付で正式に採用される見込み。
府教委に採用された在日同胞教員は、これまで小学校3人、中学校8人、高校3人、養護学校2人の計16人がいる。
(2001.02.28 民団新聞)
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