民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
面会所数カ所に、訪問団規模倍増を

南北離散家族問題で韓赤総裁が提案



 【ソウル】徐英勳・大韓赤十字社総裁は2月27日に第3回南北離散家族相互訪問の北韓側代表団長である金京洛・朝鮮赤十字会中央委常務委員の表敬訪問を受けた席で、「早い時期に張在彦・朝鮮赤十字会委員長と私のどちらかが招請する形で南北の赤十字指導者が会うようにしよう」と赤十字総裁会談を呼びかけた。徐総裁は、また「離散家族交換訪問は双方に負担となるので、京義線連結地点に面会所を設置しよう」と提案した。

 一方、金北側代表団長は「南側に残っている『非転向長期囚』(北韓の元工作員・スパイなど)とその家族を全員北に送還しなければならない」と主張した。

 徐韓赤総裁は、第3回相互訪問事業の終わった28日に、国内紙との会見で「九、10月頃に京義線が完成(復旧)すれば、鉄原など周辺地域に面会所を数カ所設置することを検討している」と明らかにした。

 さらに、これまで南北双方100人ずつで行われきた離散家族訪問団の規模を双方200人以上に拡大し、回数も増やすことを、4月(3日〜5日)に予定されている第3回南北赤十字会談で提案する意向を表明した。

(2001.03.07 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ