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W杯第1次チケット申込み

韓国側、ネット申請が大半
人気は韓国代表戦に集中



 2002年FIFAワールドカップ(W杯)韓日大会入場券の第1次申し込み受け付けが韓日と世界でスタートしてから2週間余りがすぎたが、韓国では全体の目標は上回ったものの、人気が試合別に偏り、格差が大きいことが分かった。KOWOC(韓国W杯組織委員会)によると、3日現在、入場券の申し込み枚数は計23枚で、1次販売目標の23枚を突破した。

 当初は出足が送れていたものの、インターネットでの受け付けが始まった先月27日から一気に増え、1日平均3枚以上が受け付けられている。インターネットが大きく普及している韓国らしい特徴だ。

 試合別の人気の度合いは開幕戦(2002年5月31日・ソウル)が544%、準決勝438%、準々決勝222%、決勝トーナメントは152%の申し込みがあった。

 最も人気が高いのは仁川で開かれる韓国戦(6月14日)で740%の申し込み率。他の2試合も合わせた韓国代表出場の予選リーグ戦申し込み率は平均360%と高く、チケット獲得への熾烈な競争が繰り広げられている。

 しかし、韓国が出場しない予選リーグは1試合平均25%をかろうじて上回っている程度。特に客席数最大規模の大邱をはじめ、西帰浦市や光州、全州などは首都圏の開催都市をはるかに下回っているという。

 一方、日本は韓国と異なり、予選リーグなど全試合がほぼ同じ割合で受け付けられているという。JAWOC(日本組織委員会)によると2日現在、ネット受け付けを除く郵便での受け付けだけで28万1556通を超えている。

 KOWOCでは、郵送での申し込みを普及させるためPRを強化する方針だ。

 ただ、韓国国民にとってはチケットの「予約」が日本に比べて定着していないほか、ぎりぎりまで「待つ」パターンが多く、締め切り段階の殺到も予想される。

(2001.03.07 民団新聞)



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