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金大中大統領が内閣改造

重要部署、総入れ替え



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林東源氏を統一相に再起用

 【ソウル】金大中大統領は3月26日、国家情報院長に辛建・元国家情報院二次長を任命するなど、長官(級)十二人を交替する大幅な内閣改造を行った。同時に、朴智元・前文化観光部長官を政策企画首席に、李泰馥・労働日報代表理事を福祉労働首席に任命するなど青瓦台(大統領府)秘書室も部分的に改編した。

 同日の内閣改造で金大統領は、朴在圭・統一部、李廷彬・外交通商部、趙成台・国防部長官を更迭し、後任として林東源・国家情報院長、駐米大使を歴任した韓昇洙・民国党(民主国民党)議員、金東信・元陸軍参謀総長をそれぞれ起用、外交安保チームを全面的に改編した。

 また、産業資源部長官には張在植、建設交通部長官に呉長燮、海洋水産部長官には鄭宇澤議員を任命するなど自民連(自由民主連合)所属の現役議員3人を内閣に起用した。行政自治部長官には李根植・元内務部次官、科学技術部長官には民主党(新千年民主党)の金栄煥議員、情報通信部長官には梁承澤・韓国情報通信大学院総長がそれぞれ任命された。長官級である中小企業特別委員長には民主党の金トク培議員、国務調整室長には羅承布・中央公務員教育院長が起用された。

 金大統領が、林東源・国家情報院長を再度統一部長官に起用したのは、南北関係の特殊性を考慮して国家情報院が主導してきた対北政策および交渉を、統一部に担当させる考えが反映されたものとみられている。李廷彬・外交通商部長官の後任に韓昇洙・民国党議員が起用されたことは、民主、自民連、民国党の3党政策連合の事実上の開始を意味する。

 なお、金大統領はさる22日、医薬分業の実施に伴う混乱の責任を問う形で崔善政・保健福祉部長官を更迭し、後任に金元吉・民主党議員を起用している。

(2001.03.28 民団新聞)



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