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「北帰国者の生命と人権守る会」

中国・四国支部を結成



 【愛媛】「北朝鮮帰国者の生命(いのち)と人権を守る会」の中国・四国支部の結成式が25日、松山市総合コミュニティセンターで開かれ、代表に八木隆さんが就任するとともに、講演会の開催やインターネットを活用した情報交換などの活動方針を決めた。

 「守る会」では東京本部、関西支部、東海支部に続き、四番目の組織化となった。

 約30人の参加者を前に、同会の小川晴久共同代表(東京大学教授)は、「初心に返り、帰国者の人権と日本人妻を含む日本への自由往来、北朝鮮の強制収容所の存在を今後も訴えていく。そうしないと北朝鮮はよくならない」とアピールした。

 また、米朝交渉の取材で渡米中の萩原遼共同代表(ジャーナリスト)=写真=が1時帰国し、「力の源泉は軍事力と言う金正日政権との日朝国交交渉は、北朝鮮の武装解除と日本がガイドライン法によって参戦させられないことが前提条件にならなければならない」と語った。

 さらに、「南北関係は現状の休戦協定ではなく、恒久的な平和協定に変えていかないと根本的な解決にはならない。統一と言う前に、スポーツ、芸術、人的交流を大いに進めるべきだ」と強調した。結成式では、在日同胞のミュージシャン、趙博さんが右傾化する日本の現状を問うライブで盛り上がりを見せた。

 同会が発行している会報「かるめぎ」のホームページは、http://wwwhomepagel.nifty.com/northkorea



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