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神戸の地場産業発展を模索

ケミカルシューズ業界がシンポ
震災以来の落ち込みに対応



 【兵庫】不振に陥っている神戸の地場産業ケミカルシューズの活性化を図ろうと兵庫韓国商工会議所(崔鐘太会長)主催のシンポジウム「21世紀に立ち向かうケミカルシューズ産業」が3月29日、神戸市長田区のシューズプラザで地元の経営者ら約80人が参加して開かれた。

 同会議所は、一昨年「戦略研究特別委員会」を設置し、その間兵庫県下の主要な地場産業であり、在日同胞商工人が多数が従事するケミカルシューズ業界に関して戦略的マーケティングの見地から研究・調査を展開してきた。その成果の一つとして同シンポを開催した。

 朴康夫貿易・ケミカル工業部会部会長は「業界は今、大変厳しい。生き残るために互いに意見交換をしあおう」と呼びかけた。

 シンポでは(1)ブランド戦略(2)流通システムの改革(3)行政の取り組み―の三つを柱に活発な討論が繰り広げられた。

 ケミカルシューズは、人件費の高騰や中国産の輸入急増などで低迷を続けていたところに震災に見舞われ、現在、震災前の7割程度の生産額といわれる。

(2001.04.04 民団新聞)



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