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21世紀最初に夏休みを母国で

8月23日からオリニジャンボリー



オリニ600人と保護者200人規模で
ボランティアスタッフも募集

 全国に住む在日同胞児童が一堂に会し、21世紀最初の夏休みを母国ですごそうと、民団では今年夏、「2001オリニ(子ども)ソウルジャンボリー」を開催するが、その基本企画がこのほど決まった。ジャンボリーは8月23〜27日までの4泊5日間、京畿道の龍仁パインリゾートを宿泊地に、ソウルとその近郊で行われる。600人のオリニのほか、保護者も同時に募集し、在日としての子育てなど共通の悩みや情報を交換していくためのネットワークづくりもめざす。

 同ジャンボリーは小学4〜6年までのオリニ600人、保護者200人のあわせて800人規模の大イベントだ。これまで18歳以上の青少年を対象にした「民団ジャンボリー」(1986年)や毎年開催している母国春季学校(大学生対象)、母国夏季学校(中・高校生対象)などの在日2、3世の母国訪問イベントはあったが、児童たちを対象にした全国イベントは初めてである。

 「21世紀、最初の夏休みだから、みんなとソウルで出会いたい」をキャッチフレーズに8月23日の初日に全国の空港から母国入りした後、さっそく歓迎会を兼ねたオープニングパーティで全国のオリニがひとつになる。

 2日目は、「素顔の韓国にふれあおう」を合言葉に、班別にオリエンテーリングを行う。これは指定された数カ所のチェックポイントを訪れ、ソウル市内を探訪するスタンプラリー。選択したコースをバス、地下鉄、徒歩で巡りながら、ゴールをめざす“ソウル探検隊”だ。ラリーの中では実際に韓国語を使ってショッピングや食事などにチャレンジするなど、母国と肌で触れ合う。

 3日目は「母国のオリニとひとつに」で、韓国の小学校に一日体験入学し、民族遊戯、民俗楽器などに触れるとともに、現地の小学生との交流会を通じて生きた民族交流を味わう。

 また、子どもたちの韓国版ディズニーランドといわれるテーマパーク「エバーランド」を訪れ、夏休みの一日をエンジョイする。

 最終日にはソウルに集まった600人のオリニたちによる「キッズ大パーティ」も行い、在日同胞の仲間としての絆を深める。

 このほか、保護者によるネットワークを図る企画も準備している。在日韓国人としての子育てや民族教育など、それぞれが抱える悩み、実例、成功例などの意見を出し合い、共に考えていく場にする。

 参加費については民団で一部負担するため、全国一律オリニ3万円、保護者5万円と格安だ。

 今後、事務局ではオリニと保護者のほか、600人のオリニたちを世話するボランティアスタッフもあわせて募集していく。

(2001.04.04 民団新聞)



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