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IT化に負けぬ先進サッカー



 2002年FIFAワールドカップ韓日大会まで1年を切った。韓日共催のプレ大会、コンフェデレーションズカップは世界王者フランスの余裕とも言える優勝で幕を閉じた。

 韓国は予選リーグでメキシコ、豪州に競り勝ち、それこそ予定通りの2勝1敗と健闘したもののフランスでの大敗が響き予選落ち。日本も準優勝という予想以上の好成績を挙げた。しかし、この大会で痛感したのは、韓国も日本も所詮、アジアだけの盟主ということだ。レギュラー7人を抜く「1・5軍」でも、フランスはほれぼれするような実力を見せた。改めて世界の壁の厚さを見た。

 一番残念だったことは、日本では韓国代表の試合が地上波テレビでは一切放送されなかったことだ。某有料CS放送局の独占放送だったからだ。

 「日本で韓国代表の試合が見たい」。そこで大活躍を見せたのが韓国のインターネット放送だ。全テレビ局がネット上でライブ中継している。ブロードバンド(高速・常時・定額接続)が完璧に整備されている韓国だからこそできる。世界に誇る韓国のIT化だ。

 オランダの名将、フース・ヒディンク監督を招へいし、先進サッカーをめざす韓国。今回のコンフェデ杯でもその効果が徐々に表れている。

 本番まであと1年。瞬く間に発展させた韓国の「IT化」のように、サッカーでも先進化を実現させてほしい。(J)

(2001.06.13 民団新聞)



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