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歴史教科書歪曲に提言

6/23に在日研究者が集会



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史実に基づく認識確率へ
東京・大阪同時開催、資料集発刊も

 文部科学省の検定を通過してもなお、韓国から35項目に及ぶ訂正が出さている2002年度中学歴史教科書に関して、歴史を研究する在日同胞大学教授らは23日、在日韓国人研究者の集いを開催する。

 同集いは、歴史を歪曲した記述の教科書に深く憂慮する日本の高等教育の現場の在日韓国人学者・研究者が呼びかけた。日本の韓国侵略と植民地支配の結果、渡日せざるを得なかった在日一世とその子孫である二世の研究者という、いわゆる「当事者」が集まり、21世紀における韓日・日韓の相互理解は史実に基づいた歴史認識から始まると、研究者の立場から歪曲された歴史教科書に提言する。

 検定を通過した教科書についての共通認識を深めた後、将来的には歪曲された内容を事実上訂正する資料集などの発刊も視野に入れている。

 集いは、東日本と西日本に分かれて開催され、主催側では人文・社会・理工系を問わず教科書を憂慮する幅広い研究者の参加を求めている。東日本は午後3時から都ホテル東京で、西日本は午後2時30分から都ホテル大阪で行われる。

 呼びかけ人は次の通り。(順不同)


▼準備委員

 姜在彦教授、李進煕教授、姜徳相教授、鄭早苗教授、


▼実行委員

 権泰殷教授、金東勲教授、文京洙教授、朴一教授、邊恩田教授、徐龍達教授、宋蓮玉教授、安宇植教授、梁永厚教授、柳尚煕教授、尹明憲教授、李成市教授、李鍾元教授、全在紋教授

 問い合わせは、実行委員会事務局(在日本大韓民国民団中央本部文教局)電話03-3454-4615へ。

(2001.06.13 民団新聞)



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