民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
南北共同宣言1周年

山口で民団、総連が交流会



民団、総連双方から330余人が
参席した6・15の1周年を
祝う山口の交流会

■□
協力関係確立へ意欲

 【山口】昨年6月15日に発表された歴史的な南北共同宣言からちょうど1年を迎えた15日、山口県の民団県本部(趙東波団長)と朝鮮総連県本部(黄甲鳳委員長)が山口県小郡町の山口グランドホテルで初めての交流会を開いた。

 交流会には民団側から170人、総連側から130人の300余人が参加した。また、大泉博子山口県副知事、日韓友好促進県議会議員連盟の三木康博会長と日朝促進議員連盟の桑原孝行会長も出席した。

 三木会長は歴史教科書問題に触れ、「歴史をきちんと認識し、反省してこそ真の友好が始まる」とあいさつし、拍手を浴びた。

 趙団長は「今日の会を契機に福祉や教育などの分野で共に取り組んでいきたい」と述べ、黄委員長も「地域や世代ごとに民団との関係を深めていきたい」と語った。

 会では共同宣言に至るまでの歩みを記録したビデオを上映し、大きなクリスタル容器で南北の焼酎をブレンドした「統一酒」で乾杯した。

 小郡町のホテルでの交流会に先立ち、宇部のゴルフ場に双方50人ずつが参加した親睦ゴルフ大会も開かれた。


■□
静岡・清水では双方の老人会が交流

 【静岡】民団静岡県清水支部の同胞老人会「無窮花会」(金海甲会長)が9、10日の両日、同地区の総連同胞老人会「桔梗の会」(黄信源会長)と一緒に親睦旅行会を実施した。地域では民団と総連両支部の交流はあるものの、老人会としてはこれが初めての交流。

 今回の旅行には民団から10人、総連から8人が参加。伊豆半島天城湯の島温泉で和やかなひとときを過ごした。

 民団清水支部の具龍書事務部長は「去年の南北首脳会談以降、組織対組織という枠組みを離れて解放前の素朴な気持ちに戻ろうと提案してきた。これからは敬老会や花見も一緒にやりたい」と述べた。

(2001.06.20 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ