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子供の多様性大事に

大阪府外教研究集会開く



 【大阪】大阪府在日外国人教育研究協議会(府外教=水落朝之会長)の第9回研究集会「ちがいを豊かに」が15、16の両日、府立青少年会館などで開かれた。初日の全体会には800余人の教師らのほか、来賓として金剛学園の李大燦校長、白頭学院建国学校の姜駒錫校長も駆けつけた。

 記念講演では「日本における子どもの国際化・多様性の現状を見つめて」と題して、東京女子医大看護学部の李節子助教授が、著書の『在日外国人の人口動態』を用いながら24人に一人の割合で国際結婚をしている現在、「内なる国際化と共生社会実現のために、「多様性があり、選択制があって人に優しい社会」をめざしたいと述べた。  門真小学校で開かれた2日目の分科会では、「多文化共生社会を切り拓く子どもたち」など4つのテーマで各学校の取り組みが報告された。

 少数の在日同胞が散在する豊中市では、1980年から同胞児童の交流と日本の子どもたちとの共生を柱に、父母と一緒にサマースクールに参加し始めた。その後、名称がハギハッキョ(夏期学校)キャンプに変わり、民族講師の協力や81年に豊中市外国人教育推進協議会が設置されたことが大きな力になったという。

 今では中・高生になってもキャンプに継続参加し、同市国際交流センターで毎月1回の交流会を開いている。

(2001.06.20 民団新聞)



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