民団新聞 MINDAN
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◆余暇・体験村など266カ所指定 

 農林部は農家の農業外所得を増やすため、都市民の余暇活動を農村に拡大する「グリーンツーリズム(緑色余暇・体験活動)」事業を、来年から本格的に実施すると14日に発表した。そのため来年、事業費54億ウォンを支援し、全国に27のグリーンツーリズムの実験村を設け、都市民の趣向に合った余暇・体験事業を進める農民のための経営教育プログラムを開発・普及させることにした。

 農林部はまた、2006年までに53の緑色余暇・体験村(ファームステイ)と、民泊村、農村伝統村、環境に優しい生態村266カ所を指定し、村別に1〜3億ウォンずつの環境改善装備を支援する。


◆大型書店、インターネットで割引

 大型書店がインターネットを通した「本の割引」競争に突入した。教保文庫、永豊文庫、鐘路書籍など、ソウル市内の有名大型書店は最近、各社のホームページで本の価格を一斉に20〜30%割引するという価格破壊に乗り出した。ブックパーク、アラジンなどのオンライン書店が価格競争を繰り広げたことはあったが、大型書店が最大30%もの割引をしたのは今回が初めて。各書店は約1カ月間、割引イベントを続ける予定。

 最近インターネット上のオンライン書店がすべて割引価格で販売しているため、大型書店の価格破壊は長期にわたり行われる可能性がある。


◆城南市板橋に100万坪の宅地造成

 京畿道城南市板橋洞一帯の280万坪に、2006年6月から人口5万9000人の「田園型新都市」が造成される。新都市には、住宅1万9000世帯の家屋とともにベンチャー企業団地が設けられる。

 建設交通部が13日、「与党・民主党と協議を行い、こうした内容を盛り込んだ板橋新都市開発基本案を作成、今月末に開かれる党政会議で確定する予定」と明らかにした。100万坪規模で開発される宅地地区には、一戸建て住宅3600世帯(40万坪)、連立住宅2300世帯(18万坪)、アパート1万3800世帯(42万坪)をそれぞれ建設する予定。


◆主要大学の就職率、全国平均以下

 去年、ソウル大学や高麗大学など、一部の主要大学卒業者の平均就職率は全国の平均(56%)を下回った。また、ソウルおよび首都圏所在大学の卒業生の就職率は全国の平均を上回ったが、地方大学の就職率は全国の平均を下回るなど、地域によって差が大きい。

 教育人的資源部が12日、国会に提出した「2000年度全国164の大学別卒業生就職現況(2000年4月1日基準、進学者および入隊者を除く)」によると、ソウル大学(就職率55・6%)、高麗大学(47・2%)、韓国外国語大学(48%)などの就職率は全国の平均に満たなかった。

 これに反して、浦項工科大学は就職率100%を記録し、延世大学と西江大学も71・5%、69・4%をそれぞれ記録するなど、対照的だった。一部の地域を除いた各地方の教育大学も100%を記録した。

(2001.06.20 民団新聞)



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