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在日3世の姜義啓君が韓国代表に

7月の柔道世界選手権に出場へ



韓国代表になった
姜義啓選手

■□
ようやく手にした国家代表
選考委・攻撃的姿勢を高く評価

 【ソウル】14日に開かれた柔道の国家代表を決める最終選抜大会で男子100キロ超級で優勝し、国家代表に選ばれた在日同胞3世の姜義啓選手(25)は現在、7月にドイツのミュンヘンで開かれる世界選手権に向けて韓国での強化合宿に励んでいる。

 在日同胞選手が世界柔道選手権の韓国国家代表に選出されたのは、79年のパリ大会で銅メダルに輝いた朴英哲選手以来、22年ぶりの快挙となった。

 姜選手は昨年11月の第1次、今年3月の第2次選抜戦と国際大会の成績を点数化した総合評価で別の選手と並んだが、攻撃的な姿勢が評価され、100キロ超級の代表に選ばれた。

 兵庫県明石市出身。小学校の頃から柔道を始め、岡山・作陽高校から天理大学に進み、現在は実業団のダイコロに所属している。

 姜選手は「旅費や滞在費を支援してくれた親や出身高校の後援会の方々に報いることができた」と感慨もひとしおで語った。また、オモニの金君子さん(49)は「父の代から日本に来ましたが、今が一番晴れがましい」と喜びいっぱいに語っている。

 姜選手は接骨医の免許も持っており、将来は自分で医院を経営するのが夢だという。

 強化合宿後、そのままドイツ入りする。

(2001.06.27 民団新聞)



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