公正取引委員会は21日、中央マスコミ13社が過去４年間、不当インサイダー取引をした疑いで、マスコミ各社および関連会社など33社に総額242億ウォン（東亜日報、朝鮮日報、中央日報など新聞10社に203億ウォン、放送３社に39億ウォン）の課徴金を課したと発表した。

　前日20日には国税庁が、マスコミ23社に対する税務調査の結果、総額5056億ウォンを追徴課税した、と発表した。これは国税庁が単一業種に賦課した追徴税額としては、過去最大の金額。また、１つの業種に400人を超える調査要員を集中的に投入、130日間税務調査を行ったことも前例がない。今回の税務調査の対象は、マスコミ23社と関連系列会社69社およびその大株主で、申告漏れの総額は１兆3594億ウォンにのぼる。

◆出席簿、男子生徒が先は男女差別

　男女共学のほとんどの学校で、女子学生の出席簿番号が男子学生の番号の後にくるように定められていることは、男女差別であるという決定が下された。女性部は20日、男女差別改善委員会を開き、地方大都市の中学校女子学生が「男子学生は１番から、女子学生は21番からと一概に番号をつけたのは差別だ」とし、是正を申請した事件に対し「差別が認定できる」と決定。「学校は男女区別ではない他の方法で出席簿番号をつけてほしい」と勧告することにした。

◆アイ・タワー、米系企業に売却

　延べ面積基準で韓国最大規模を誇る、ソウル江南区駅三洞のアイタワー（Ｉ−ＴＯＷＥＲ）が米国系投資専門会社のロンスター（本社・テキサス州ダラス）に売却された。現代産業開発の李邦柱社長は19日、駅三洞本社で「490億ウォンの残余工事の受注計画まで合わせて計6632億ウォンの現金を受けて売却することで契約を結んだ」とし、「今後発生する過密負担金までもロンスターが支払うことにし、実質の取引額は7000億ウォンにのぼる」と明らかにした。売却額は単一不動産の取引きとしては韓国最大規模である。アイタワーは95年５月に着工され、地下８階、地上45階（高さ206m）、延べ面積約６万4300坪で、汝矣島の63ビル（約５万200坪）より大きい。

◆アル・パチーノ、韓米合作映画に

　ハリウッドの演技派俳優、アル・パチーノが韓米合作映画で主演する。韓国の映画会社、キャッスルインザスカイが19日明らかにしたところによると、アル・パチーノは韓米合作のメロドラマにキャスティングされ、同映画社との契約をすでに終えた。７月10日頃開かれる製作発表会のため、韓国を訪問する予定だ。

◆亡命女優、コメディアン・デビュー

　98年に北韓から亡命した女優、金恵英（25）が、24日からＫＢＳ２テレビの「ギャグコンサート」（日曜夜）番組にレギュラー出演している。金恵英は、同番組の「つぼみ芸術団」コーナーでコメディアンの金ジソン、金ミジンとともにトリオを結成。北韓のなまりでコミカルなリズムに合わせて替え歌曲を歌うなど、コメディアンとしてデビューした。「つぼみ芸術団」は北韓の芸術団をパロディーしたもの。

（2001.06.27　民団新聞）