民団新聞 MINDAN
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母国満喫の夏、もうすぐ

オリニジャンボリー締め切り迫る



南大門市場で買い物を楽しむ企画もある
(写真は京都のオリニ母国訪問団から)

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友だち作りに主眼
「家庭教育」テーマに保護者交流も

 夏休みももうすぐ―。民団は、オリニの民族教育と交流・親睦を目的に8月23日から全国のオリニがソウルに集合する「オリニ・ソウルジャンボリー」を開くが、企画もすべて決まり、多くの参加を募っている。

 オリニ・ソウルジャンボリーは8月23日から4泊5日の日程で開かれる。全国から600人のオリニと200人の保護者が集う民団が初めて実施する企画だ。

 各地民団ではこれまで、オリニの交流と親睦を図るために臨海・林間学校を開いてきた。すでに30年以上の歴史を持つ地方もある。またオリニ臨海・林間学校に参加してきた児童が、今では指導員の立場になっている地方も多い。

 これらの成果と積み重ねを元に、全国のオリニが母国で一堂に会する機会を作り、オリニの連帯感と母国とのつながりを深めたいと企画されたのがオリニジャンボリー。

 到着後の歓迎会に次いで、翌日の24日には班に分かれてソウル市内を探検するオリエンテーリング企画「チング(友達)になろう」でスタートする。25日には母国の同年代がどのような学校生活を送っているのかを体験するために韓国の初等学校を訪問する。合唱や工作の時間を通じて本国オリニとの交流を図る。

 一方、保護者は同じ時間帯に家庭教育の現状と課題や家庭でできる民族教育などをテーマにした講演と意見交換を行う。同胞保護者同士の交流がもてず、親として子どもにどのような民族・家庭教育をするべきか悩んでいる親の世代が学ぶ場となっている。

 26日には、夏休みの楽しみとして、韓国最大の遊園地・エバーランドで楽しい一日を過ごす。

 民団では、「短い期間ながら、オリニ同士、保護者同士のネットワークづくりの一助になれば。また立派な母国の姿を見て、母国に誇りを持って欲しい」と多くの同胞オリニ、保護者の参加を募っている。

 参加対象は、日本の小学校に通う4年から6年生(日本国籍、朝鮮籍含む)とその保護者。参加費はオリニは往復航空運賃を含めて3万円。保護者は往復航空運賃は自己負担で3万円となっている。いずれも民団が組織的にバックアップしているために格安の費用となっている。

 締め切りは23日。問い合わせは、最寄りの民団本部、支部へ。

(2001.07.11 民団新聞)



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