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歴史教科書の批判

大阪でも市民集会



 【大阪】「教科書問題について」と題し、鄭早苗大谷大学教授による講演会が、このほど大阪韓国人会館3階で学生、市民ら30余人が参加して開かれた。在日韓国奨学会(徐龍達理事長)が主催し、具文浩常任理事(民団中央本部副団長)や李花子常任理事も参席した。

 鄭教授は特に豊臣秀吉の蛮行などをとりあげ、(1)その大殺りくのすさまじさが、問題となっている教科書を読んでわかるのか(2)多くの朝鮮の陶工たちがその技術を日本に伝えたとあるが、それが強制連行によるものであったということが、この本から読みとれるのか―などの事例をあげた後、「何よりも、まだ判断能力に乏しい中学生が間違ったことを学ばされることは許しがたいことであり、つくる会の新しい教科書は絶対に使われてはならない」と断固反対を訴えた。

 また李理事も「日本は歴史をわい曲し、その残酷さを隠そうとしているのは明白な事実」と教科書内容を強く否定した。

(2001.08.01 民団新聞)



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