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「住民として当然の権利」

千葉で地方参政権集会



 【千葉】「外国籍住民の地方参政権共同キャンペーン2001」が7月22日、市川市で開催された。「定住外国人の人権を考える市川・浦安の会」準備会が主催し、民団員など100人余りの住民が駆けつけた。

 講演した田中宏龍谷大学教授は、外国人の権利問題になると必ず帰化問題が出てくるその背景にふれ、「あたかも日本国籍を取得しないことが間違っているというような認識は間違っている」とその不当性をついた。さらに、地方参政権は地域住民としては当然の権利であり、日本社会に国民と住民の区別、住民投票といいながら住民である定住外国人が外されているように、地域住民に対する認識が欠落していることから生じている問題であると述べた。

 続いて、パネラーと参加者のディスカッションが行われた。パネラーとして、講演者の田中教授、呂健二民団中央本部副団長、内海愛子恵泉女学園大学教授が壇上に上がり、内海教授のコーディネートでディスカッションが進行した。

(2001.08.01 民団新聞)



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