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青商連が総会、権会長を再選

ネットワーク拡大めざす



 【大阪】在日韓国青年商工人連合会(権清志会長)の第21期定期総会および「設立20周年記念式典」が7月28日、大阪・帝国ホテルで開かれ、役員改選において権会長を満場一致で再選した。

 会場には、会員はじめ来賓の兪炳宇駐大阪総領事、民団中央本部の金宰淑団長、在日韓国商工会議所の洪采植会長をはじめ呂健二民団中央本部副団長ら歴代会長あわせて400余人が参加した。

 権会長は「参政権問題など今在日同胞社会には多くの問題が山積みされている。勇気をもって真正面から対応しよう」と、一致団結すれば必ず明るい未来は約束されると訴えた。社団法人・韓国青年会議所2001年度の姜浩二会長が激励辞を述べたのに続き、常任副会長の朴元淳氏らが表彰された。

 新年度活動方針案として、(1)会員増加運動と組織強化(2)コンピュータネットワークの設立(3)地方参政権獲得運動(4)ワールドカップ後援事業―などが承認された。

 式典では大阪青商(金伸吉会長)会員や特別ゲストの石田純一さんらによる演劇「ハナの道を」などが披露された。

 同青年商工会は、世代交代が進む中で、組織的に網羅されていなかった30代、40代の青年商工人を糾合し、在日同胞社会の将来を見据えた経済活動をすすめるために2世の商工人を中心に創設された。1978年4月の東京青商の設立を皮切りに、地域ごとに結束しながら経済活動を続けてきた青年商工人を糾合して愛知、広島でも創立された。青年商工人の全国的な組織化を図るために1981年9月には連合会組織が構成された。

 青商連はこれまで、同胞商工人の経済活動・意識調査や社会福祉施設などへの慈善事業など多彩な活動を行ってきた。また、各地区で青年商工人を網羅することによって民団組織との有機的な連携を図り、世代交代の一翼を担ってきた。

(2001.08.01 民団新聞)



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