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建国高校からプロ棋士誕生

関西棋院・高1の河英一君がデビュー



高校生でプロ棋士となった河英一君

 【大阪】白頭学院建国高校に通う現役の高校1年生が関西棋院から晴れて囲碁のプロ棋士としてスタートを切った。建国からは初のケース。

 この高校生は生野区在住の河英一君(16)。小学校3年生のとき、囲碁自慢の在日同胞を打ちまかしてワンコリア大阪囲碁大会に優勝。その才能が認められ、毎週日曜日ごとに関西棋院の水野弘士9段のもとで勉強を重ねるようになった。4年生で正式に院生として認められ、今年の6月に初段デビューを果たしたばかり。

 英一君と囲碁との出会いはアボジの河相吉さん(47)に連れられて近所の囲碁教室に通ったのがきっかけだという。

 白頭学院の姜駒錫校長は「英一君は小学校時代、守口市に住みながら両親の送迎で建国に通ってきた。こうした両親の民族教育へのこだわりが本名でのプロ碁士デビューに結びついた。後輩や教師たちにも大きい励みになる」と話している。

(2001.08.01 民団新聞)



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