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京義線の一部区間、近く運行を再開

ミンサン〜臨津江の6・8q



 【ソウル】南北が分断され、45年9月11日に中断された京義線のミンサン〜臨津江区間に対する列車の運行が、56年ぶりに近く再開される。

 鉄道庁は5日、「昨年9月18日復元工事の起工式を行った京義線の南側区間、ミンサン〜軍事境界線・長湍駅の12qのうち、ミンサン〜臨津江駅区間(延長6・8q)が9月30日に開通する」と明らかにした。この区間は軌道敷設作業が最近終了し、現在、軌道補正作業と砂利敷設・地固めなど最後の作業が進行中だ。

 この区間が開通すれば、現在ソウル駅〜ミンサン駅区間を運行中の定期列車(統一号)が臨津江駅まで延長運行される。民間人出入り統制線(民統線)内の残りの区間(臨津江駅〜軍事境界線、延長5・2q)は現在工事が進められている。

 鉄道庁の関係者は「5日現在、京義線復元工事の全体工程率は77%だ」とし、「民統線内の南側区間の一部も工事が終わり次第、追加開通する方針だ」と明らかにした。

 なお、金大中大統領は8日、京畿道庁を訪問、林昌烈・京畿知事から業務報告を受けた後、京畿中小企業支援センター国際会議場で、同地域の各界代表300余人と昼食を共にした席で、京義線の南北連結復元事業と関連し、「北韓が工事を中断しなかったならば、(韓国国民が)今月末にも汽車に乗り平壌までいくことができただろう」と述べると同時に、「今度の南北長官級会談(今月15日から18日までソウルで開催予定)で、京義線連結工事問題で合意がなされるだろう」と強調した。


(2001.09.12 民団新聞)



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