民団新聞 MINDAN
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10月マダン・今年は26地方で開催

運動会、野遊会などで同胞交流



今年も全国で同胞の歓声がこだまする
(写真は昨年、埼玉高麗神社での10月マダン)

 1世から4世まで世代を超えた在日同胞の親睦を図り絆を深めようと、民団創団の10月に合わせて行われている「10月のマダン」が、今年は26地方30カ所(一足早く9月22日に松本市の「アルプス公園」で実施した長野県を含む)で開かれる。各地では、地域の特性に合わせて運動会、農楽と民俗遊び、焼肉パーティーと韓国民謡・カラオケ大会、日本人市民との共催イベントなど、趣向を凝らしている。昨年に続き朝鮮総連と合同野遊会を持つ地方も。主催の民団地方本部では、家族ともどもの参加を呼びかけている。


■1世から4世まで、代超え絆を深める

 関東では、神奈川が例年通り県立三ッ池公園(コリア庭園、天馬像広場、噴水広場、野球場)で2日間開かれる。特に今年は来年の韓日共催ワールドカップサッカー(W杯)の成功に向け、地域における韓日両市民のより一層の相互理解と友好を図っていきたいとしている。民団神奈川地方本部とともに駐横浜大韓民国総領事館と神奈川県が実行委員会を構成している。


■「W杯成功」へ多民族共生推進をアピール

 千葉も、「W杯韓日共催の成功」をめざし「2002親善と友好の集い」を強調。韓日をはじめ中国とペルーの芸能も紹介、地域での多民族共生推進をアピールする。東京も「韓日親善文化体育祭」と銘打ち、同胞同士の交流に加えて日本市民との相互理解を深めたいとしている。

 今年7月に念願の新会館を完成させた埼玉は、今年も渡来文化ゆかりの高麗神社で民俗大祝祭を行い、収穫の秋を満喫する計画である。


■岐阜、大阪、鳥取など、朝総連同胞と共催

 世代を超えて参加できる運動会を柱にしているのは山梨、愛知、滋賀、三重、奈良、和歌山、熊本など。愛知の場合、焼肉や韓国料理屋台が並び、午前中は競技中心で、午後は歌と踊りや子どもゲーム、抽選会など楽しい一日にしたいと準備を進めている。

 朝総連との共同開催を計画しているのは岐阜(岐阜コリア・ハンマダン。岐阜県民運動場)、大阪(豊能地区コリアマダン。箕面温泉)と鳥取(合同野遊会。森の国・大山アスレチック)。

 地域との共生、韓日相互理解と友好増進のために、市民祭り・国際交流祭りなど地域のイベントに参加するのは、福井、大阪、愛媛など。ブース出店などで韓国と「在日」をアピールする。

(2001.9.26 民団新聞)



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