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米国との対話開始を

韓・米両首脳北韓側に重ねて促す



 金大中大統領は、中国上海での第9回アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に出席中の19日、米国のブッシュ大統領、中国の江沢民国家主席、ロシアのプーチン大統領と相次いで個別の首脳会談を行い、反テロ共助対策や韓半島問題などについて論議した。 ブッシュ大統領は金大統領との会談で「金大統領の対北韓政策を引き続き支持する。金正日国防委員長に米国の代表と会うよう提案した。肯定的な反応を期待する」と対話の開始を促した。

 金大統領は「北韓が南側の対テロ警戒態勢強化などを理由に南北離散家族の相互訪問を一方的に延期するなど、難しい状況にあるが、正常化に向けて引き続き努力する」と強調した。

 金大統領は米国の反テロ戦争と関連し、「韓米相互防衛条約の精神に従い、米国の強力な同盟国として必要なあらゆる協力と支援を惜しまない」と約束した。両首脳は、テロ事態など、急変する国際環境の中で、韓半島の平和と安定のためには韓・米同盟体制の強化が何よりも重要だということに意見一致した。

(2001.10.24 民団新聞)



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