民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
民団各地、市民まつりで韓国PR



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モモカミ農楽祭

 【山形】山形県の戸沢村を抜ける国道47号線沿いに設置されている「道の駅―高麗館」でこのほど、第5回の農楽祭りが開かれた。

 高麗館開設時に揮毫し、高麗館名誉館長でもある前駐日大使の金太智夫妻や金成珪・前駐仙台総領事、朴正浩・現駐仙台総領事も招かれ、農楽祭りを祝った。

 韓国の堤川市の民族舞踊団がケンガリ、チャンゴ、ドラなどを打ち鳴らしながら賑やかな農楽を披露した。

 高麗館は、堤川市との姉妹結縁を契機に97年9月にオープンし、韓国から嫁いできた女性達が漬けた「戸沢流キムチ」は同館や戸沢の特産品として人気を呼んでいる。


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尼崎市民まつり

 【兵庫】このほど行われた「第30回尼崎市民まつり」に民団と朝鮮総連が昨年に引き続き統一チームを構成して参加し、脚光を浴びた。

 尼崎ワンコリア統一行進団として27番目にパレード(七松小学校〜五合橋線までの約1`)した。民団尼崎支部の李鎭午支団長、牟佑石監察委員長と総連尼崎西支部の呉勝弘委員長ら組織幹部が「南北共同宣言1周年記念尼崎ワンコリアパレード」と書かれた横断幕を持ちながら農楽隊とともに先頭に立った。チマチョゴリを着た婦人会と女性同盟のオモニ行進団、Tシャツ隊、朝鮮学校の舞踊団やブラスバンドと続き、沿道を埋めた市民からは惜しみない拍手、声援が送られた。合同のオモニ行進団が加わるなど昨年以上のにぎわいを見せた。

 金節子婦人会尼崎支部会長は「今までお互いよそよそしかったが、これを機に今後も交流できたらいい」と喜んだ。李団長によると、昨年の南北共同宣言以来、幹部の相互交流は着実に実を結んでおり、今回のパレードには民団、総連双方100人ずつの計200人が参加した。


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岐阜10万石まつり

 【岐阜】このほど岐阜県大垣市で行われた「10万石まつり」に総勢200人(民団、総連各50人、日本人100人)からなる朝鮮通信使大行列が同市中心部を練り歩き、江戸を目指して10回往来したとされる当時の栄華を再現した。

 今年は通信使が、行き来した東海道などの街道制定から400年にあたることを記念して同市が企画し、同胞友好隊長≠ニして参加した呉俊植民団大垣支部団長は「在日同胞として総連と友好チームを作り参加できたことは、実に意義深い。今後はいろいろ提案しあいながら、ひとつひとつ双方の壁を切り崩していきたい」と初の合同参加を喜んだ。

 民団岐阜県本部の李昌錫団長や金浩範顧問ら多数の来賓が参席した中で行われた新大橋でのパフォーマンスでは、サムルノリや民族舞踊が披露され、市民の目を楽しませた。また、バザール広場では、婦人会岐阜本部(趙芳子会長)手作りの韓国料理があっという間に完売し、訪れた市民はブタキムチやチヂミに舌鼓を打った。

 同行事は来年以降5年間継続されることが決まった。

(2001.10.24 民団新聞)



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