民団新聞 MINDAN
在日本大韓民国民団 民団新聞バックナンバー
同人誌「鳳仙花」創刊から10周年

在日女性につぶやきのマダン



編集スタッフの呉文子さん(左)ら

■□■□■□
エプロンがけの日常に共感の輪

 在日同胞女性の日常のちょっとした喜びや悲しみ、悩みなどのエッセイを収録、国籍を超えた幅広い共感の場をつくってきた同人誌『鳳仙花』の創刊10周年を祝う集いが21日、東京・四谷の主婦会館エフプラザで開かれた。会場には在日同胞ばかりか日本人の同人、読者ら150人が出席した。

 同誌は「在日女性のつぶやき、エプロンがけの日常を語るマダン(広場)をつくりたい」との共通の思いを胸に呉文子さんら3人が中心となって発行、現在までに16号を発行している。

 91年1月発行の創刊号は70ペー ジ だてで、12人が寄稿した。反響は静かに広がり、「こんな雑誌を待っていたの」「普通の女たちにもこんなマダンがあるのね」といった声が多く寄せられた。いまは同人が日本人も含めて134人に増え、3人の文学賞受賞者も出ている。発行部数も創刊当初の200部から900部に増えた。

 呉さんは10年間を振り返りながら「いろいろな立場の女の人がとりどりにつぶやく場ができたのがいちばんうれしい」と語った。

 この日の集いには姜永祐民団中央本部議長、金鍾文韓国文化院院長、相馬雪香日韓親善女性協会名誉会長らも出席した。

(2001.10.24 民団新聞)



この号のインデックスページへBackNumberインデックスページへ


民団に対するお問い合わせはこちらへ