【静岡】「静岡市外国人住民懇話会」の02年度第2期会議(ジャンジーラ前山会長)が、24日の第2回会議から本格的に始まった。この日は委員12人中9人が出席、第1期提言内容に基づき、市役所、教育委員会の各関連部署担当者から具体化にあたっての進捗状況について説明を受けた。
第1期提言のなかでも最重点項目の一つとなっている「在日外国人教育基本方針」については、策定に向けて懇話会の中に分科会を設け、横断的に事務レベル担当者と意見交換をしていってもよいのではという提案が教育総務課からあった。
この提案を受けて同懇話会の金勇副会長(民団静岡県本部事務局長)は「当事者である在日外国人の父母も加え、たたき台づくりから始めよう」と呼びかけた。
また、これまで本庁舎でしか交付されなかった外国人登録原票記載事項証明書が、懇話会からの提言を受けて03年度からは市内6カ所の市民サービスコーナーで交付されることになった。次回12月は在日外国人の年金、住宅入居問題などを議題に開催の予定。
(2001.10.31 民団新聞)
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